明石高専2020年度学校説明「高専のメリット・デメリット」前編
【広告】↓すまん、金稼がせてくれ。
おっと、、、記事を読む前に、、、
下のリンクから、私たちに気軽に連絡することができます!ぜひご気軽にご連絡ください!
それでは、今回の記事も、お楽しみください!
こここっっぉおおおおおっmんん鬼日はぁぁぁ!
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、毎年恒例の学校説明会もオンラインで行われているようです。
ただ、学校の説明会って長いし、関係ない話とかも混じってたりしますよね(笑)
というわけで、今回は僕たち、高専生が、次の受験生などに向けて、この長いお話の要点(ほぼ文字起こししただけです)をお伝えしていこうと思います!
今回の目次はこちら!
- 1. 先生の自己紹介
- 2. 今回伝えたいことの要点
- 3. 高専制度について
- 4. 専門志向のアクティブ・ラーナーとは?
- 5. 高専制度の特徴
- 6. 高専制度のメリット・デメリット
- 7. 卒業単位数の比較
- 8. まとめ
学校説明の動画は3本あります。(これらの動画は学校公式サイトにリンクが貼ってあります!)
🚩①高専のメリット・デメリット(https://youtu.be/F9paBlii5LA)
②明石高専の特徴(https://youtu.be/QTiaRnBF3gA)
③学校生活(https://youtu.be/qSry0DwHw8M)
今回は①高専のメリット・デメリットの内容をお伝えしていきます!
※あまりにも長すぎたんで、2つに分けましたなので、後編も後から出します!
1. 先生の自己紹介
名前 : 森下先生(Rresearchmap/明石高専 機械工学科)
役職 : 志願者向け広報、校長補佐
2. 今回伝えたいことの要点
「専門志向のアクティブ・ラーナーなら高専へ」
高専には向いている人と向いていない人がいます。向いている人はとても良い高専ライフを送れるでしょうが、向いていない人は、少し大変な思いをするかもしれません。
そこで、高専に向いている人たちのことを”専門志向のアクティブ・ラーナー”と呼んでいます。「具体的には、どゆこと?」っていうのは後ほど説明していきます。
高専にはいくつかデメリットもありますが、"専門志向のアクティブ・ラーナー"はあまり気にしなくて良いことばかりなので、そういう方々は、高専のメリットを享受して、高専生活を存分に楽しんでください。そして、将来は、ぜひ、プロフェッショナルとして社会に貢献してもらいたいと思います。
3. 高専制度について
(1)学校数・学生数が少ない
まず、高専について調べようとしたときに、高専の情報があまりにも少なくて困っている方も、かなりいらっしゃると思います。
その理由の一つとして、高専というのは普通の高等学校、大学に比べて、額っ工数・学生数が圧倒的少ないんです。具体的な数字で単純計算してみると、高専生は同学年の中のたった1%なんです。
まぁそりゃ少ないわな(笑)
(2)高専の立ち位置
下の図は学校制度を年齢で比較できるように表した図になってます。
高専は中学校を卒業して5年間で専門的な教育をする学校で、法律上の分類では高等教育機関(中学・高校は中等教育機関)になります。
そして高専の5年間の過程が終了すると、進学と就職を選ぶことになります。で、進学を選ぶと、今度は一般の大学の3年生に編入するか、2年間の専攻科に進学するかを選ぶことになります。また、専攻科卒業後にも、就職するか、大学院に進むかを選ばなければなりません。
卒業時にもらえる資格は、高専卒は短大卒と同等、専攻科終了は4年大学卒業と同等になります。が、専門分野の実力は、高専卒で大学卒と同等、またはそれ以上(諸説あります。)になるように教育の方法が工夫されています。
4. 専門志向のアクティブ・ラーナーとは?
先ほどもお伝えした通り、高専に向かない人というのもいます。
(1)専門志向
自分がどのようなことを学びたいのか、どのような職業につきたいのかがある程度のイメージが湧いていない人は普通の高校に進学した方が良いかもしれません。高等学校に進学すれば、自分の将来の方向性を固める時期を3年間、遅らせることができるからです。ただ、それはそれで、大学受験という大きな関門が待ち構えています。から、高校生活の3年間はその準備に費やすことになります。
逆に、自分の将来のビジョン、学びたい専門分野がはっきりとしている方は、ぜひ高専を選んでください。また、「こんな仕事がしたい!」 だけではなく、数学・理科が好きだから、工業系が専門というのも全然ありだと思います。
(2)アクティブ・ラーナー
日本では、中学校を卒業した人の99%がなんらかの学校に進学しますが、そのうちのほとんどは一般の高校に進学します。その理由として、「高校に行くのが普通だから」というのが多いと思います。ですから、高等学校は、出席さえしていればとりあえず卒業できるということがほとんどでしょう。
しかし、大学は高等教育機関なので、あくまでも、”勉強したい人が行くところ”です。ですから、前提条件として「あなたは勉強したいんだよね?」というのがあります。そこで、高専も高等教育機関なので、スタンスは大学と同じく、”勉強したい人がくる”前提で進んでいきます。ですから、学生が自主的に進んで学ぼうとしなければ身につきませんし、協調生も必要になってきます。
つまり、アクティブラーナーをまとめると、
- 自主的に、主体的に学ぼうとする人
- 自発的に、能動的に学ぼうとする人
- 協調的に、互助的に学ぼうとする人
のことらしいです!
5. 高専制度の特徴
高等学校と比較したときに、高専には3つの特徴があります。
(1)大学受験がない
高専卒業後に大学に編入する場合には、もちろん編入試験のための試験対策は必要ですが、それでも、普通に入試を受けるよりは遥かに楽になります。
(2)社会に直結した完成教育である
高専では高校のように大学に進学するための準備をする学校ではなく、社会に出ていくことを想定した教育を受けることになります。
(3)高等教育機関である
高専生は”生徒”ではなく”学生”になります。だからといってそこまで何か変わるわけではありませんが、やはり社会的に少し大人に見られます。
6. 高専制度のメリット・デメリット
(1)メリット(制度として)
プロフェッショナルの育成
先ほどもお伝えした通り、高専は完成教育を行う学校、すなわち社会に出ることを想定した教育を行う学校ですから、専門的なことを専門的なことを学ぶのはもちろん、倫理観や責任感、チームワーク力やリーダーシップ性も身につきます。
教員が優秀
高専は高等教育機関ですので、教員は大学教員の資格を保持しています。つまり、高専の教員は教育者であるとともに、論文を発表したりするような研究者でもあります。つまり、担当科目に対する高い専門性と深い学識を持っています。
(2)メリット(学校生活)
校則がほとんど無い
高専では学生はあくまでも自立した人間として扱われるので、細々したことでいろいろ言われることはありません。ですから、自主性・個性が尊重され、自由でのびのびとした学校生活が送れます。
課外活動と勉強が両立できる
高専は5年間ありますから、部活動やコンテスト、ボランティアなどにも力を入れることができ、充実した青春時代を過ごすことができます。
(3)メリット(学費)
学費が安いというのも高専の特徴かもしれません。高専は中学校を卒業したものを5年間で社会社会で活躍できるようなプロフェッショナルに育てるという社会的使命を持った学校ですから、そういう学校に人が集まるようにということで、学費もかなり優遇されています。これは学生数が少ないがゆえに実現できることでもあります。
実際の学費は下の動画の11:13から見てみてください。
(4)高専のデメリット
均質性
高専にはやはり似たような人が多いですから、同じような趣味を持った人の集まりになってしまいます。価値観が近い人ばかりなのですごく生活しやすいと思いますが、やはり人間として成長していくためにはいろいろな人と交流した方が良いですから、課外活動や社会貢献活動の場をうまく活用していかなければなりません。
大学受験がない
大学受験がないということがデメリットになってしまうこともあります。それは5年間は割と長いので、それが怠惰の原因になってしまうかもしれないということです。やはり周りと違って、大学受験というはっきりとした目標がないので、そこの点も自分で工夫していかなければなりません。
でも…
いずれにせよ、アクティブラーナーであれば大丈夫なはずです!(とのことです(笑))
7. 卒業単位数の比較
他の教育機関との比較
単位数という考え方は中学校にはあまりないかもしれませんが、ざっくり言うと、授業の時間数みたいなものです。
それを全学年まとめて比較すると、
- 高専 →167(86)*1単位
- 工業高校→74(25)単位
- 普通高校+大学→198(86)単位
- 高専+専攻科→229(131)単位
工業高校で高専と同じ単位を取ろうと思うと、単純計算で7年かかることになります。さらに専門科目の単位数も比べ物にならないくらい変わってきます。
また高専と大学では大学の方が31単位多いですが、この31単位は大学の1年に相当します。が、高専は2年早く終了することになりますから、その後進学することも可能ですし、専門科目の単位数は同じですから、専門的な勉強は同じ量だけやっていると言うことになります。
詳しいことは下の動画の14:54から見てみてください。
8. まとめ
やっぱり学校説明会とかはずっっと聞いてると眠くなっちゃうよね(笑)
まぁ、今回の説明を全て読めば、高専がどんなところなのかくらいは見えるようになって来ると思います。まだ後2本、このような形で記事にしようと思っているので、ご期待ください!
じゃ、バイバぁぁぁ〜い👋
*1:()内は専門科目の単位数